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新規上場会社情報 | 日本取引所グループ

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(1)

 

新規上場申請のための有価証券報告書

(Ⅰの部)

 

Fringe81株式会社

   

(2)

目次

 

  頁

表紙  

第一部 企業情報 ……… 1

第1 企業の概況 ……… 1

1.主要な経営指標等の推移 ……… 2

2.沿革 ……… 5

3.事業の内容 ……… 7

4.関係会社の状況 ……… 11

5.従業員の状況 ……… 11

第2 事業の状況 ……… 12

1.業績等の概要 ……… 12

2.生産、受注及び販売の状況 ……… 13

3.対処すべき課題 ……… 14

4.事業等のリスク ……… 16

5.経営上の重要な契約等 ……… 19

6.研究開発活動 ……… 20

7.財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ……… 21

第3 設備の状況 ……… 24

1.設備投資等の概要 ……… 24

2.主要な設備の状況 ……… 24

3.設備の新設、除却等の計画 ……… 24

第4 提出会社の状況 ……… 25

1.株式等の状況 ……… 25

2.自己株式の取得等の状況 ……… 42

3.配当政策 ……… 43

4.株価の推移 ……… 43

5.役員の状況 ……… 44

6.コーポレート・ガバナンスの状況等 ……… 46

第5 経理の状況 ……… 52

1.財務諸表等 ……… 53

(1)財務諸表 ……… 53

(2)主な資産及び負債の内容 ……… 84

(3)その他 ……… 85

第6 提出会社の株式事務の概要 ……… 103

第7 提出会社の参考情報 ……… 104

1.提出会社の親会社等の情報 ……… 104

2.その他の参考情報 ……… 104

第二部 提出会社の保証会社等の情報 ……… 105

第三部 特別情報 ……… 106

第1 連動子会社の最近の財務諸表 ……… 106  

(3)

 

  頁

第四部 株式公開情報 ……… 107

第1 特別利害関係者等の株式等の移動状況 ……… 107

第2 第三者割当等の概況 ……… 109

1.第三者割当等による株式等の発行の内容 ……… 109

2.取得者の概況 ……… 111

3.取得者の株式等の移動状況 ……… 112

第3 株主の状況 ……… 113

[監査報告書]  

 

(4)

【表紙】

 

【提出書類】 新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)

【提出先】 株式会社東京証券取引所 代表取締役社長 宮原 幸一郎 殿

【提出日】 平成29年5月23日

【会社名】 Fringe81株式会社

【英訳名】 Fringe81 Co, Ltd.

【代表者の役職氏名】 代表取締役CEO 田中 弦

【本店の所在の場所】 東京都港区六本木六丁目10番1号 六本木ヒルズ森タワー8F

【電話番号】 03-6869-8100(代表)

【事務連絡者氏名】 取締役CFO 川崎 隆史

【最寄りの連絡場所】 東京都港区六本木六丁目10番1号  六本木ヒルズ森タワー8F

【電話番号】 03-6869-8100(代表)

【事務連絡者氏名】 取締役CFO 川崎 隆史  

(5)

第一部【企業情報】

第1【企業の概況】

(はじめに)

当社は、平成17年4月に株式会社ネットエイジグループ(現 ユナイテッド株式会社(東京都渋谷区渋谷1-2-5 MFPR渋谷ビル、代表取締役社長COO 金子陽三))の100%子会社として設立された株式会社RSS広告社を前身と し、その後、自社プロダクトの開発やデジタルマーケティング領域におけるコンサルティング、広告代理業務等、事 業領域を広げながら業容を拡大させてまいりました。その過程において、設立当時の親会社である株式会社ネットエ イジグループより独立した経緯があり、独立に用いたストラクチャーの影響で形式上の存続会社が実質的な存続会社 を吸収合併しておりますので、以下でその内容を説明します。

 

当社による旧Fringe81株式会社の吸収合併について

当社(形式上の存続会社)は、平成24年11月に、当社の実質的な存続会社であるFringe81株式会社(以下、「旧 Fringe81株式会社」といいます)の経営陣によるマネジメント・バイ・アウト(MBO)の受け皿会社として、 Fringe81ホールディングス株式会社の商号で設立されました。その後、平成25年3月29日に旧Fringe81株式会社の既 存株主から発行済株式の72%を取得し子会社化した後、平成25年7月1日に旧Fringe81株式会社を吸収合併し、同日 に商号をFringe81ホールディングス株式会社からFringe81株式会社に変更しております。

この株式取得や合併は、当社の代表取締役田中弦がオーナーシップを持って経営をしていくことで経営判断のスピ ードを早め、さらなる事業拡大につながることを目的として行われたものであり、合併時において被合併会社である 旧Fringe81株式会社(実質上の存続会社)の営業活動を全面的に継承いたしました。

 

 

- 1 -

(6)

1【主要な経営指標等の推移】

回次 第1期 第2期 第3期 第4期

決算年月 平成25年3月 平成26年3月 平成27年3月 平成28年3月 売上高 (千円) - 1,220,032 2,413,954 4,519,528 経常損失(△) (千円) △530 △20,913 △69,731 △54,188 当期純損失(△) (千円) △627 △47,216 △100,181 △55,219 持分法を適用した場合の投資

利益

(千円) - - - -

資本金 (千円) 125,013 125,013 334,913 334,913 発行済株式総数

(株)

       

普通株式 12,400 12,400 12,400 12,400

A種優先株式 - 4,260 4,260 4,260

B種優先株式 4,211 4,211 4,211 4,211

C種優先株式 - - 2,084 2,084

純資産額 (千円) 244,399 282,382 602,002 546,782 総資産額 (千円) 245,024 822,961 1,291,833 1,622,550 1株当たり純資産額 (円) 263.23 △2,052.80 △62.27 △86.33 1株当たり配当額

(円)

- - - -

(うち1株当たり中間配当額) (-) (-) (-) (-) 1株当たり当期純損失金額

(△)

(円) △50.23 △2,383.59 △47.57 △24.06 潜在株式調整後1株当たり当

期純利益金額

(円) - - - -

自己資本比率 (%) 99.7 34.3 46.6 33.7

自己資本利益率 (%) - - - -

株価収益率 (倍) - - - -

配当性向 (%) - - - -

営業活動によるキャッシュ・ フロー

(千円) - - △27,995 184,848 投資活動によるキャッシュ・

フロー

(千円) - - △39,542 △231,904 財務活動によるキャッシュ・

フロー

(千円) - - 379,492 102,736 現金及び現金同等物の期末残

(千円) - - 471,762 527,442 従業員数

(人)

- 29 47 70

(外、平均臨時雇用者数) (-) (17) (27) (36)

(注)1.当社は連結財務諸表を作成しておりませんので、連結会計年度に係る主要な経営指標等の推移については記 載しておりません。

2.売上高には消費税等は含まれておりません。

3.当社(Fringe81ホールディングス株式会社(現Fringe81株式会社))は平成24年11月15日付でMBOを目的 として設立された会社であり、第1期は事業を行っていないため、売上高を計上しておりません。

4.第2期における当期純損失の計上は、主に事業規模拡大に伴う従業員数の増加、新規事業立ち上げに向けた 研究開発投資の増加、及び本社移転に伴う費用によるものであります。

5.第3期における当期純損失の計上は、主に事業規模拡大に伴う従業員数の増加、新規事業立ち上げに向けた 研究開発投資の増加、及び本社移転を決議したことに伴う本社設備の減損損失によるものであります。 6.第4期における当期純損失の計上は、主に事業規模拡大に伴う従業員数の増加、新規事業立ち上げに向けた

研究開発投資の増加によるものであります。 - 2 -

(7)

7.持分法を適用した場合の投資利益については、関連会社が存在しないため記載しておりません。

8.1株当たり純資産額については、優先株式を発行していたため払込金額等を控除して算定しております。 9.1株当たり配当額及び配当性向については、配当を実施していないため記載しておりません。

10.第1期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりま せん。また、第2期から第4期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在す るものの、当社株式は非上場であり、期中平均株価が把握できないため、また、1株当たり当期純損失金額 であるため記載しておりません。

11.第1期から第4期の自己資本利益率については、当期純損失が計上されているため記載しておりません。 12.株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載しておりません。

13.第1期及び第2期については、キャッシュ・フロー計算書を作成していないため、キャッシュ・フローに係 る各項目については記載しておりません。

14.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(契約社員、インターン、人材会社からの派遣社員を含む。)は

( )内に年間の平均雇用人員を外数で記載しております。

15.当社は平成25年7月1日付で、旧Fringe81株式会社を吸収合併しております。

16.当社は平成24年11月15日設立のため、第1期は平成24年11月15日から平成25年3月31日までの4ヶ月と16日 間となっております。

17.平成25年3月18日付で普通株式1株につき1.24株の株式分割を行っております。当該株式分割が第1期の期 首に行われたと仮定して、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純損失金額を算定しております。 18.第3期及び第4期の財務諸表については、株式会社東京証券取引所の「有価証券上場規程」第211条第6項

の規定に基づき、新日本有限責任監査法人の監査を受けております。なお、第1期及び第2期については、

「会社計算規則」(平成18年法務省令第13号)の規定に基づき算出した各数値を記載しております。また、 第1期及び第2期については、当該監査を受けておりません。

19.当社は平成28年9月2日付で株式1株につき100株の株式分割を行っております。当該株式分割が第3期の 期首に行われたと仮定して、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純損失金額を算定しております。また 平成29年3月14日付で、定款に基づきすべてのA種優先株式、B種優先株式及びC種優先株式を自己株式と して取得し、対価として当該A種優先株式、B種優先株式及びC種優先株式1株につきそれぞれ普通株式1 株を交付しております。また当社が取得したA種優先株式、B種優先株式及びC種優先株式について、平成 29年2月15日開催の取締役会決議により、平成29年3月14日付で会社法第178条に基づきすべて消却してお ります。その結果、発行済株式総数は普通株式2,295,500株となっております。なお、当社は、平成29年3 月15日開催の臨時株主総会において、種類株式を発行する旨の定款の定めを廃止しております。

20.当社は、平成25年3月18日付で普通株式1株につき1.24株の株式分割、平成28年9月2日付で株式1株につ き100株の株式分割を行っております。そこで、東京証券取引所自主規制法人(現日本取引所自主規制法 人)の引受担当者宛通知「『新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)』の作成上の留意点につい て」(平成24年8月21日付東証上審第133号)に基づき、第1期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し て算出した場合の1株当たり指標の推移を参考までに掲げると、以下の通りとなります。なお、第1期及び 第2期の数値(1株当たり配当額についてはすべての数値)については、新日本有限責任監査法人の監査を 受けておりません。

回次 第1期 第2期 第3期 第4期

決算年月 平成25年3月 平成26年3月 平成27年3月 平成28年3月 1株当たり純資産額 (円) 2.63 △20.53 △62.27 △86.33 1株当たり当期純損失金額

(△)

(円) △0.50 △23.84 △47.57 △24.06 潜在株式調整後1株当たり当

期純利益金額

(円) - - - -

1株当たり配当額

(円)

- - - -

(うち1株当たり中間配当額) (-) (-) (-) (-)  

- 3 -

(8)

(参考)旧Fringe81株式会社の主要な経営指標等の推移

(はじめに)に記載した通り、当社(形式上の存続会社)は、平成25年7月に旧Fringe81株式会社を吸収合併して いるため、実質的な存続会社である旧Fringe81株式会社の第7期及び第8期の主要な経営指標等を参考として記載い たします。

回次 第7期 第8期

決算年月 平成24年3月 平成25年3月 売上高 (千円) 613,837 1,036,436 経常利益 (千円) 19,188 29,030 当期純利益 (千円) 19,606 26,881 持分法を適用した場合の投資

利益

(千円) - -

資本金 (千円) 194,465 194,465 発行済株式総数 (株) 15,210 15,210 純資産額 (千円) 235,801 262,682 総資産額 (千円) 407,802 511,153 1株当たり純資産額 (円) 15,503.05 17,270.40 1株当たり配当額

(円)

- -

(うち1株当たり中間配当額) (-) (-)

1株当たり当期純利益金額 (円) 1,289.07 1,767.34 潜在株式調整後1株当たり当

期純利益金額

(円) - -

自己資本比率 (%) 57.8 51.4

自己資本利益率 (%) 8.7 10.8

株価収益率 (倍) - -

配当性向 (%) - -

営業活動によるキャッシュ・ フロー

(千円) - -

投資活動によるキャッシュ・ フロー

(千円) - -

財務活動によるキャッシュ・ フロー

(千円) - -

現金及び現金同等物の期末残 高

(千円) - -

従業員数

(人)

22 30

(外、平均臨時雇用者数) (5) (10)

(注)1.旧Fringe81株式会社は連結財務諸表を作成しておりませんので、連結会計年度に係る主要な経営指標等の推 移については記載しておりません。

2.売上高には消費税等は含まれておりません。

3.持分法を適用した場合の投資利益については、関連会社が存在しないため記載しておりません。 4.株価収益率については、旧Fringe81株式会社株式は非上場であるため、記載しておりません。

5.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在するものの、旧Fringe81株式会社株 式は非上場であり、期中平均株価が把握できませんので、記載しておりません。

6.キャッシュ・フロー計算書を作成していないため、キャッシュ・フローに係る各項目については記載してお りません。

7.1株当たり配当額及び配当性向については、配当を実施していないため記載しておりません。

8.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(契約社員、インターン、人材会社からの派遣社員を含む。)は

( )内に年間の平均雇用人員を外数で記載しております。

9.第7期及び第8期は、「会社計算規則」(平成18年法務省令第13号)の規定に基づき算出した各数値を記載 しており、株式会社東京証券取引所の「有価証券上場規程」第211条第6項の規定による監査証明を受けて おりません。

 

- 4 -

(9)

2【沿革】

(はじめに)に記載した通り、当社(形式上の存続会社)は、平成24年11月に、当社の実質的な存続会社である Fringe81株式会社(以下「旧Fringe81株式会社」といいます。)の経営陣によるMBOの受け皿会社として、 Fringe81ホールディングス株式会社の商号で設立されました。その後、平成25年3月に旧Fringe81株式会社の既存株 主から発行済株式の72%を取得し子会社化した後、平成25年7月に旧Fringe81株式会社を吸収合併し、同日に商号を Fringe81ホールディングス株式会社からFringe81株式会社に変更いたしました。

この株式取得や合併は、当社の代表取締役田中弦がオーナーシップを持って経営をしていくことで経営判断のスピ ードを早め、さらなる事業拡大につながることを目的として行われたものであり、合併時において被合併会社である 旧Fringe81株式会社(実質上の存続会社)の営業活動を全面的に継承いたしました。

実質上の存続会社である旧Fringe81株式会社(株式会社RSS広告社)は、RSS広告(注1)事業を行うことを 目的に株式会社ネットエイジグループ(現 ユナイテッド株式会社)の100%子会社として平成17年4月に設立され ました。その後、第三者配信(注2)アドサーバー(注3)である「digitalice」やタグ(注4)監視・Web高速 化ツール「TagKnight」を自社開発するとともに、これらサービスを自社で活用し、広告展開のコンサルティング業 務から広告代理店業務までも一貫して行うことで業容を拡大させてまいりました。

このように、実質上の存続会社は、被合併会社である旧Fringe81株式会社であるため、当社の沿革に加えて、旧 Fringe81株式会社の沿革についても記載をいたします。

 

(注1) RSS広告

Webサイトが更新情報などをRSS(RDF Site Summary/Rich Site Summary)形式のデータとして提供 するRSSフィードの仕組みを利用して、ブログのエントリーやRSSリーダーごとに配信する広告。R SSリーダーとは、Webサイトを巡回してRSS/Atom形式といったWebサイトの内容を要約して配信す るフォーマットで更新情報を受信し、リンク一覧の形で表示するソフトウエアのこと。

(注2) 第三者配信

ある広告主の広告を、代理店等のサーバーを通じて一括で広告配信を行うことで、正しい配信の効果の測 定を可能とする仕組み。メディアや広告主ではなく、第三者のサーバーを活用することから、「第三者配 信(3PAS/(3rd Party Ad Serving))」と呼ばれる。

(注3) アドサーバー

ネット広告の配信・管理を行うためのサーバー。

(注4) タグ

Webサイトに埋め込まれたプログラムで、広告配信サーバー等との通信を担う。  

- 5 -

(10)

当社の沿革

年月 概要

平成24年11月 東京都渋谷区においてFringe81ホールディングス株式会社を資本金5,000千円で設立。 平成25年3月 旧Fringe81株式会社の株式の72%を取得し、子会社とする。

平成25年7月 子会社である旧Fringe81株式会社を吸収合併し、商号をFringe81株式会社へ変更。

平成25年10月 アドテク・ハッカソン「Facebook APAC Ads API Hackathon 2013」(注1)に日本から唯一参加。 平成26年5月 東京都港区に本社移転。

平成26年12月 スマートニュース株式会社が運営するニュースアプリ「SmartNews」にて提供される広告サービス の収益化支援を開始。

平成27年2月 スマートフォンアプリを中心としたアドネットワークの運営・構築のため株式会社D2Cと業務提 携。

平成27年3月 米Aerospike社が開発したデータベース「Aerospikeバージョン3」で提供された最新機能を、当社 が提供するシステムで検証・運用するための共同開発プロジェクトをスタート。

  株式会社D2Cとスマートフォンアプリを中心としたアドネットワークの運営・構築における包括 的業務提携を結び、共同運営に合意。

平成27年4月 スマートフォンアプリ「シンクル」の開発・運営のため株式会社ディヴィデュアルと業務提携。 平成27年7月 スマートフォンアプリ「シンクル」をリリース。

平成28年3月 東京都港区に本社移転。  

旧Fringe81株式会社の沿革

年月 概要

平成17年4月 東京都目黒区において株式会社RSS広告社を資本金10,000千円で設立。 平成20年4月 株式会社サイバーエージェントの「アメーバブログ」にRSSフィードを導入。 平成21年6月 東京都渋谷区に本社移転。

平成22年4月 Fringe81株式会社に商号変更。

平成22年5月 バナー配信サービス「iogous」をリリース。 平成22年7月 東京都渋谷区に本社移転。

平成23年1月 第三者配信アドサーバー「iogous*mark(現在のdigitalice)」をリリース。

平成23年9月 第三者配信アドサーバー「iogous*mark」に関し、米Google社の第三者配信事業者向け認定資格を 獲得。

平成24年1月 第三者配信アドサーバー「digitalice」をリリース。「iogous*mark」の機能を統合。 平成25年1月 タグ監視・Web高速化ツール「TagKnight」をリリース。

平成25年3月 Fringe81ホールディングス株式会社が旧Fringe81株式会社の株式を72%取得し、旧Fringe81株式会 社はFringe81ホールディングス株式会社の子会社となる。

  広告代理店WPPグループ傘下のデジタルエージェンシーである米VML社の日本法人であるヴィ ーエムエル株式会社(東京都渋谷区神宮前3-1-25 神宮前IKビル 4F、代表取締役CMO 荻野英希) の戦略パートナー企業として業務提携。

平成25年7月 Fringe81ホールディングス株式会社と合併。この合併により旧Fringe81株式会社は消滅。

(注1) アドテク・ハッカソン「Facebook APAC Ads API Hackathon 2013」

ハッカソン(hackathon)とは、「ハック」と「マラソン」の造語。開発者向けイベントとして、通常特定 の目的に沿って24時間でサービスを作り上げ、プレゼンテーションを行う。Facebookのいいね!(Like!) ボタンやタイムラインはハッカソンで開発されている。

 

- 6 -

(11)

3【事業の内容】

当社は「新しい発見をもとに、地球の未来を創る集団」というビジョンを掲げ、市場的には黎明期であるが今後急 成長が見込める先端的事業領域、換言すれば「際(キワ)」の事業を複数立ち上げるよう努めてまいりました。当社 の社名にある「Fringe」は、「限界を超えた、前衛的な」などといった意味合いを持つ単語であり、我々は「現時点 の最先端」「未来の当たり前」という意味合いで捉えております。日本の国番号「81」を背負った「最先端の集団」 である、という社名の由来を常に意識し、最先端のデジタルテクノロジー・サービスを通じて社会課題を解決する集 団であることが我々のミッションであると考えております。

当社はインターネット関連事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。セグメン トを構成する主要サービスは、(1)広告代理サービス、(2)メディアグロースサービス、(3)ソリューション サービス、(4)ウェブサービスの4つに大別されます。

当社は参入企業が少ないと考えられる「キワ」の市場を選び参入する方針を堅持し、また価格競争による規模の追 求を行わず、高い収益性を求める方針にて事業運営をしております。また、当社はシステム開発や商品設計を自ら手 がけユニークなサービスを創り出すとともに、販売に際しては当社販売人員の専門性を活かし迅速な事業育成を行う ことに努めております。システム開発、商品設計、そして販売までの一気通貫体制を構築していることは当社の特徴 の一つとなっております。その特徴によって、創業以来アドテクノロジー(注1)等をベースにした技術力をもとに

「キワ」のサービスを創りだし、そのサービスを広告主や事業の収益化局面にあるメディア等の顧客に対し当社自ら 販売し、顧客の課題解決につなげてまいりました。その販売活動を通じて得られた顧客の要望をもとに提供するサー ビスを改善(PDCAサイクル)し、これらの経験をもとにさらに新たなニーズや「キワ」事業を発掘する、といった好 循環を生み出すよう努めてまいりました。これらのサイクルを通じ、当社は今後も継続的な成長を目指しておりま す。

   

   

(1)広告代理サービス

広告代理サービスでは、主にインターネット広告の販売を行っています。インターネット広告とは、パソコンや スマートフォンを使って何かについて検索した時や、ニュースやゲーム等のアプリを使用した時などに表示される 広告を指します。インターネット広告では、ユーザーの年齢、性別、趣味趣向、行動パターンや行動範囲等、非常 に多くのデータを駆使して広告を表示する対象を詳細にターゲティングし、また、その広告効果を計測しながら広 告配信戦略を柔軟に運用することができます。運用型広告と呼ばれるこの手法では、テレビCMや新聞広告とは異な り、広告効果を最適化することができる点が特徴です。

当社では、Googleディスプレイネットワーク、Yahoo!ディスプレイアドネットワーク、Facebook広告といった広 告媒体や、各種DSP(注2)サービス/アドネットワークの運営者から広告枠を買い付け、広告主及び広告代理 店に一定のマージンを付加して販売するサービスであります。

当社のサービスの特徴としては、自社開発のアドテクノロジーのソリューションを併せて提供できることと、ア トリビューション分析(注3)等各種分析・コンサルティングに関する強みが挙げられ、広告主に対してデジタル マーケティングの戦略立案まで踏み込んだ提案を行っています。また、メディアグロースサービスにて当社が支援

- 7 -

(12)

するインターネットメディアを販売することで、高い収益性を確保することが可能となっているとともに、当該メ ディアの広告媒体としての価値向上を支援する役割を果たしております。顧客基盤の観点からは、幅広い広告主と 取引を行っており、顧客企業数の拡大と取引高の拡大に注力してまいりました。当社は新規取引先開拓の専門部署 をおき、引き続き取引先の拡大に努めてまいります。

 

(2)メディアグロースサービス

当社におけるメディアグロースサービスは、アドネットワークの運営、及びインターネットメディアの広告事業 収益化にかかる業務支援からなります。主にアプリを含むスマートフォンメディアに対して広告商品企画・開発・ オペレーションを提供する事業であり、市場拡大を続けることが見込まれるスマートフォン広告市場をターゲット としております。「2016年 インターネット広告市場規模推計調査」(株式会社サイバー・コミュニケーション ズ、株式会社D2Cが調査主体、平成29年4月17日発表)によると、下表の通り、スマートフォン広告費を含む市 場規模は拡大しております。

 

スマートフォン広告費とPC広告費の市場規模推移 (単位:億円)

  平成24年 平成25年 平成26年 平成27年 平成28年

スマートフォン広告 800 2,073 3,450 4,979 6,476

PC広告 5,829 5,130 4,795 4,215 3,902

合計 6,629 7,203 8,245 9,194 10,378

 

アドネットワークとは、広告配信可能なウェブサイトやアプリケーションを複数束ね、広告主からの発注を一元 化して広告を配信するサービスです。当社は平成27年2月に株式会社D2C(東京都中央区銀座6-18-2 野村不動 産銀座ビル、代表取締役社長 宝珠山卓志)と業務提携し、同社が提供する、携帯電話加入者情報を活用したター ゲティングを強みとするアドネットワーク「docomo Ad Network」の開発及び運営に携わっております。当社はア ドネットワークサービスに必要なシステム等の開発や広告配信に必要な業務を執行し、その対価として、アドネッ トワークにおける売上の一部をレベニューシェアとして受領しております。

インターネットメディアの業務支援事業においては、事業の収益化局面にある事業者に対し、広告収入による収 益化を、広告の企画、運用、販売等によるサポートをしております。メディアにとって広告出稿より得られる収入 は事業の継続、発展にとって不可欠と考えられ、当社がメディアの営業活動及び運用の支援を行うことで、その売 り上げの一部をレベニューシェアとして受領しております。最大の支援先はスマートニュース株式会社(東京都渋 谷区神宮前6-25-16 いちご神宮前ビル 3F、代表取締役 鈴木健)が運営するニュースアプリSmartNews(以下

「SmartNews」といいます。)です。当社は、平成26年12月より「SmartNews」にて提供される広告サービスの支援 を行っており、同アプリにおける広告による収益化に貢献してまいりました。今後も取引先を増やしていく方針で あります。

このように、当社はアドネットワークの運営やインターネットメディアの業務支援においては、当社広告代理サ ービスにて販売支援まで行うことを特徴としております。広告商品を熟知した迅速かつ効果的な販売活動を行える ほか、広告代理マージンに加えレベニューシェアも受領する高収益の事業が実現しております。

その他、当社のRSS広告サービス「Trend Match」は、ブログ配信に伴うRSSフィードを広告媒体とし広告 を配信するサービスです。RSS広告「Trend Match」も複数の媒体を束ね、広告配信を行う点においてアドネッ トワークと同様の事業構造となりますが、広告主への営業活動は当社又は他の広告代理店が行う形となっておりま す。

 

(3)ソリューションサービス

ソリューションサービスでは、主にインターネット広告を配信される広告主向けに、広告戦略の意思決定のサポ ートとなる分析や、広告運用の工数を削減できるソリューションとなるプロダクトを提供しています。

インターネット広告では運用による広告効果の最適化を図れる一方、運用できる“調整弁”が多岐に渡ること で、ひとつひとつの要素における本来の効果が見えにくくなったり、現場においては運用にかかる工数が膨大にな っております。

当社では第三者配信アドサーバー「digitalice」や、タグ監視・Web高速化ツール「TagKnight」など、自社企 画・自社開発のソリューションを提供しております。

「digitalice」は、インターネット広告の第三者配信機能と、広告主や広告代理店がワンストップで広告運用・ 配信ができるトレーディングデスク(注4)を兼ね備えた第三者配信アドサーバーです。「digitalice」では、よ り精密に広告効果を測定することができ、第三者として当社が提供する配信実績は、第三者の見解として顧客に貴 重な情報となります。加えて、その広告配信のデータを元に、アトリビューション分析等のコンサルティングサー

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ビスや入稿設計等オペレーション面の支援等の周辺サービスを提供できることが当社の強みとなっています。日本 製品の第三者配信アドサーバーとして初めてGoogleの認定ベンダーとなったほか、近時のトレンドである動画広告 での計測実績を蓄積しております。また、「digitalice」の第三者配信機能を活用して、インターネット広告にお ける運用者の人為的ミスや広告不正等を防ぐことで、広告本来の効果を正しく計測するといった、広告監査も行っ ております。

「TagKnight」の提供するタグマネジメントとは、広告主サイトに導入される様々な外部接続タグを管理するも のです。アドテクノロジーを活用する上でウェブサイトへのタグ設置は広く行われておりますが、広告を目的とし た外部タグの増加に伴い管理の負荷が増す、外部タグ設置によりサイトが重くなる、といった問題が起こりえま す。当社の「TagKnight」は外部タグを設置前・設置中にスキャンし監視を行うことでトラブルを防止するととも に、ウェブサイトに設置されている外部タグをわかりやすく図示し管理しやすくすることができます。また外部タ グの監視を通じ外部タグの表示を高速化することで、ウェブサイトの高速化にもつなげております。

 

(4)ウェブサービス

ウェブサービスにおいては、相互評価・賞賛のためのサービス「Unipos」及びスマートフォンアプリ「シンク ル」を提供しております。

「Unipos」は、顧客企業の従業員同士が、日常の感謝や賞賛をその言葉とともにポイント(ピア・ボーナス)を 送り合うことができる、相互評価・賞賛のためのサービスです。IT技術を活用して人事領域業務の改善を行うサー ビス(HRテック)であり、旧来の人事評価における上司からの一方的な評価/処遇と異なり、周囲から気軽かつ日 常的に賞賛/感謝を伝えることにより従業員の動機づけを行うことが可能です。部署や肩書を問わず即時的に同僚 の評価をすることができ、半期や四半期ごとの業績評価では見落とされがちな小さな貢献も評価に加えることがで きます。また、従業員相互の評価内容が公開されることにより、評価の透明化・公正性の担保が可能となります。 加えて、従業員同士で授受したピア・ボーナスを顧客企業内で給与/賞与に置き換え付与することで、経済的な報 酬をもたらすことも可能となるサービスです。「Unipos」では、1アカウント当たりの月額単価×アカウント数に て算出される月額利用料を顧客企業より受領する事業モデルとなっております。

「シンクル」は、各ユーザーが愛する様々なもの・ことを投稿し、それに共感した他のユーザーと交流して語り 合うことでコミュニティを形成するスマートフォンアプリです。他のソーシャルネットワークと異なり匿名で投稿 できるため、周囲に気兼ねすることなく安心してユーザー自身の興味関心を開示することができます。また、嗜好 性が似たユーザー(シンクロ率の高いユーザー)の発見ができ、自分が認識していなかった新しい興味関心を発見 することができます。こうしたやりとりを通じ、深く・強いユーザーの嗜好を表出させることにより、特定の広告 に強く反応すると見込まれるユーザー層の特定が容易になり、今までにない高い広告効果が見込まれます。「シン クル」では、アプリ内における広告枠を広告主に販売すること等で収益を得ております。

 

(注1) アドテクノロジー

インターネット広告を、広告主の目的を実現するために効果的且つ効率的に流通させるための技術全 般。

(注2) DSP

デマンドサイドプラットフォーム(Demand-Side Platform)の略であり、デマンドサイド(広告主や広 告代理店)がRTB(注5)で広告を買う際に使うプラットフォーム。配信対象者や掲載面、配信時間 等、広告を買う側の都合の良い条件もとに入札できる。

(注3) アトリビューション分析

ユーザーによって、購入・会員登録・資料請求等、サイト毎に目標とされる成果が達成されることをコ ンバージョンといい、メディア毎のコンバージョンの貢献度を調査・分析することをアトリビューショ ン分析と呼ぶ。例えば、ある広告がクリックされて自社の商品が買われた場合、その顧客がそれまでに 他のどんなメディアを見ていて、購入にどの程度影響を及ぼしたかを調べる。

(注4) トレーディングデスク

広告主の予算を預り、DSPや第三者配信等を用いて、最適な運用を行うサービス。システムのみなら ず広告枠の買付け、運用戦略の立案、配信結果のレポーティング等も含む。

(注5) RTB

メディアにおいて広告がユーザーに表示されることをインプレッションといい、インプレッションが発 生したタイミングでオークションを開催し、一番高い値段でそのインプレッションを買う広告主の広告 を配信する仕組みのことをRTB(Real-Time Bidding)と呼ぶ。広告配信データやサイト訪問者デー タ、POSデータ、顧客ID等様々なデータを管理するプラットフォーム。

 

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(14)

当社の事業系統図を図示すると以下の通りです。  

 

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(15)

4【関係会社の状況】

該当事項はありません。  

5【従業員の状況】

(1)提出会社の状況

平成29年4月30日現在  

従業員数(名) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)

88(46) 29.6 2.4 5,125

(注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(契約社員、インターン、人材会社からの派遣社員を含む。) は、最近1年間の平均人員を( )外数で記載しております。

2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金、手当を含んでおります。

3.当社はインターネット関連事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。  

(2)労働組合の状況

労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。  

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第2【事業の状況】

1【業績等の概要】

(1)業績

第4期事業年度(自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)

当事業年度における当社を取り巻く事業環境におきましては、「2015年 日本の広告費」(株式会社電通、平成 28年2月23日発表)によると、インターネット広告費は、スマートフォン・動画広告・新しいアドテクノロジーを 利用した広告が堅調に伸張し、平成26年(2014年)に引き続き1兆円超え市場となっています。

このような状況の中、当社は、広告代理サービスにおいて営業人員を増加させること等により広告取扱高を増加 させてまいりました。また、携帯電話加入者情報を活用したターゲティングを強みとするアドネットワーク

「docomo Ad Network」及び自分の好きなこと・モノを投稿することで好きを共有できる人々と集うコミュニティ を提供するスマートフォンアプリ「シンクル」のリリース等、新サービス立ち上げによる収益基盤の強化にも取り 組んでまいりました。

その結果、売上高は4,519,528千円(前事業年度比87.2%増)、営業損失は50,699千円(前事業年度は64,477千 円の営業損失)、経常損失は54,188千円(前事業年度は69,731千円の経常損失)、当期純損失は55,219千円(前事 業年度は100,181千円の当期純損失)となりました。

売上が増加した主な理由は、広告代理サービスの売上が増加したことによるものであります。

また、営業損失となった理由は、主に事業規模拡大に伴う従業員数の増加、新規事業立ち上げに向けた研究開発 投資の増加によるものであります。

なお、当社はインターネット関連事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。  

第5期第3四半期累計期間(自 平成28年4月1日 至 平成28年12月31日)

当第3四半期累計期間における当社を取り巻く事業環境におきましては、「2016年 日本の広告費」(株式会社 電通、平成29年2月23日発表)によると、インターネット広告費はスマートフォン・動画広告・新しいアドテクノ ロジーを利用した広告が配信の浸透などにより伸長し、1兆円超え市場となっています。

その状況の中、当社は、広告代理サービスでは、メディアグロースサービスで取り扱っている媒体である

「docomo Ad Network」や「SmartNews」等、当社において収益性の高い商品の販売を強化し、高収益体質となるよ う取り組んでまいりました。メディアグロースサービスでは、「docomo Ad Network」の売上増加や、

「SmartNews」の販売強化により、受領するレベニューシェアの増加に努めてまいりました。

その結果、当第3四半期累計期間の売上高は3,290,147千円、営業利益は19,298千円、経常利益は15,233千円、 四半期純利益は8,848千円となりました。

なお、当社はインターネット関連事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載しておりません。  

(2)キャッシュ・フローの状況

第4期事業年度(自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)

当事業年度末における現金及び現金同等物は、前事業年度末と比較して55,679千円増加し、527,442千円となり ました。各キャッシュ・フローの状況は次の通りであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動によるキャッシュ・フローは、184,848千円のプラス(前事業年度は27,995千円のマイナス)となりま した。これは主として、税引前当期純損失54,672千円があったものの、減価償却費78,323千円、売上債権の減少額 29,204千円、仕入債務の増加額86,435千円があったことによるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動によるキャッシュ・フローは、231,904千円のマイナス(前事業年度は39,542千円のマイナス)となり ました。これは主として、平成28年3月に実施した本社移転等に伴う有形固定資産の取得による支出36,442千円や 敷金及び保証金の差入による支出125,750千円、及び無形固定資産の取得による支出69,711千円があったことによ るものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動によるキャッシュ・フローは、102,736千円のプラス(前事業年度は379,492千円のプラス)となりまし た。これは主として運転資金に充当した長期借入金の借入による収入200,000千円、短期借入金の返済による支出 40,000千円、長期借入金の返済による支出57,264千円があったことによるものであります。

 

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2【生産、受注及び販売の状況】

(1)生産実績

当社は生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。  

(2)受注実績

当社は受注生産を行っておりませんので、該当事項はありません。  

(3)販売実績

第4期事業年度及び第5期第3四半期累計期間における販売実績をサービス別に示すと、次の通りであります。

(単位:千円)  

サービスの名称

第4期事業年度

(自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)

前事業年度比(%)

第5期第3四半期 累計期間

(自 平成28年4月1日 至 平成28年12月31日)

広告代理サービス 4,074,968 197.2 2,837,641

メディアグロースサービス 288,940 179.5 330,294

ソリューションサービス 155,119 82.9 119,482

ウェブサービス 500 - 2,728

合計 4,519,528 187.2 3,290,147

(注)1.当社はインターネット関連事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。上 記ではサービス別の販売実績を記載しております。

2.最近2事業年度及び第5期第3四半期累計期間の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に 対する割合は次の通りであります。なお、株式会社フンザについては第4期事業年度中から取引が開始さ れ、平成28年2月をもって取引を終了しております。

相手先

第3期事業年度

(自 平成26年4月1日 至 平成27年3月31日)

第4期事業年度

(自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)

第5期第3四半期累計期間

(自 平成28年4月1日 至 平成28年12月31日) 販売高

(千円)

割合(%)

販売高

(千円)

割合(%)

販売高

(千円)

割合(%)

エン・ジャパン株式会社 745,300 30.9 1,690,882 37.4 1,587,274 48.2

株式会社フンザ - - 841,236 18.6 - -

3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。  

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(18)

3【対処すべき課題】

当社の中長期的な成長にあたり関連する経営課題は以下の通りです。 (1)新しい技術・事業モデルへの対応

当社は、創業以来激変するデジタルマーケティング市場の動向をとらえ、新しい技術の獲得・確立及び新たな収 益機会を見出し、事業を創造してまいりました。今後においても、下記のデジタルマーケティング市場の特性をと らえ、さらなる技術・事業モデルの進化を必須の課題と位置づけ、取り組んでまいります。

● PCからスマートフォンへとインターネット広告の主戦場が移っていく中、インターネットユーザーの動向の 変化に機動的に対応する必要があること

● 新しいスマートフォンメディアが次々と立ち上がるなど、市場や業界の特性が変わり続けていること

事業及び上記のトレンドを踏まえ、当社はデジタルマーケティング市場において、勃興するインターネットメデ ィアに収益機会を提供し成長を促すとともに、広告主にとっても安心して出稿できる媒体を育成していくサイクル を、自社にて一気通貫で提供することを目指しております。具体例としては、当社は「docomo Ad Network」を通 じ媒体への収益機会を提供することに加え、「docomo Ad Network」を広告主のマーケティングに活用いただくこ とで広告効果を最適化するといった、媒体と広告主の架け橋となるビジネスが挙げられます。今後に向けても、当 社が一体として広告代理、メディアグロース等のサービスを提供し、各サービスを通じ得られた情報を他のサービ スの成長に速やかに展開することで、技術や事業の動向に対応してまいります。また、株式会社D2C等、事業に よっては外部のパートナーと提携し、早期の事業立ち上げにつなげております。

 

(2)研究開発力の強化

当社のあらゆる事業において技術力は必須であり、技術力は当社の競争力に直結いたします。

当社のインターネット広告サービスは広告主や媒体社を取引先としたBtoBのビジネスであり、サービスが停 止することが顧客の事業に直接的な悪影響を与えかねないことから、サービスの品質/安定性を支えるための技術 力は極めて重要であります。当社は、実質的に10年以上にわたりトラブルの少ないシステムの提供を続けてきてお り、かかるシビアな環境における技術力の蓄積があるものと認識しております。今後も安定したサービスの提供に 向け技術力を磨いていく必要があります。

また、当社は創業以来様々な事業を創造し、育成してまいりましたが、これまでにないユニークなサービスをス ピーディーに立ち上げ、成功させるためにも高い技術力は必須であります。そのため、技術陣の育成に努め技術力 向上に尽力しているほか、新しい技術力を取り入れ競争力の維持に努めております。また、新規事業立ち上げに際 しては技術陣と営業部隊とが部門横断的なチームを形成し、社内外のニーズを適切に反映した製品の開発につなげ てまいります。

 

(3)顧客基盤の充実

前述の通り、当社の事業が多岐にわたることから、当社の顧客も広告主、媒体社、ウェブサービスの利用者と多 様であります。良質なサービスの立ち上げ、積極的な販売活動、効率的なマーケティングを通じそれぞれの領域に おける顧客基盤を拡充していくことが成長のためには不可欠であります。

広告主の基盤強化にあたり、当社は従前からの顧客との関係深化に努めており、顧客の信頼に基づきより多くの 広告予算を運用できるよう努めております。また、「docomo Ad Network」等の新規サービスの立ち上げに際して はサービスに親和性の高い顧客を新たに獲得し、顧客基盤のさらなる充実に努めております。

媒体社の多様性はアドネットワークの収益にとって重要な意味を持ちます。広告を表示する上での広告枠の総量

(在庫)がそれぞれの媒体の規模により決まるため、十分な在庫が確保できれば広告主の予算消化がしやすくな り、媒体社の広告収入も増加します。

当社のウェブサービス「シンクル」は、継続的なアップデートにより顧客を誘導する仕組みを作り、着実に顧客 基盤を強化してまいりました。シンクルは、同様の嗜好を持つユーザーとコミュニティを形成し心地よい空間を提 供するサービスであるため、ユーザーの数と多様性が顧客の価値につながり、さらなるユーザー数増加につながる ものと考えております。またユーザー数は広告媒体としての在庫量につながるため、広告収入にも直結します。

広告主は媒体社を通じて広告をユーザーに届け、媒体社は広告掲載収益を高めるためにユーザーを集客し、媒体 社が集客のために用意したコンテンツをユーザーが享受するといった形で、広告主、媒体社、ユーザーはいずれも 相互に連関するものととらえております。当社としてはこうした関係性を活かし、それぞれの方向で顧客基盤を充 実させ、引き続き当社の成長につなげてまいります。

 

(4)人材の確保・育成について

当社の持続的な発展には、優秀な人材の確保が必要であり、優秀な人材の採用を強化することはもちろんのこ と、優秀な人材の流出を防ぐことが肝要であります。当社では、創業当初から当社に関わる全ての人が活躍できる 素晴らしい「集団」を創ることに投資し続けてまいりました。その結果、本書提出日時点で全社離職率は直近3事 業年度で12%(直近3事業年度の各期初従業員数に対する退職者の割合の平均)、正社員技術者は直近3事業年度

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で退職者なしと、一定の成果を出しており、引き続き新しい人材を育成する教育制度の整備及び人材を繋ぎとめる 文化形成に努めてまいります。

 

(5)内部管理体制の強化について

当社は、今後もより急速な事業拡大を見込んでおり、求められる機能も急速に拡大しております。財務、経理、 人事、広報等の内部管理部門のそれぞれの分野でコア人材となりうる高い専門性や豊富な経験を有している人材の 採用を検討するとともに、更なる内部管理体制の強化を図ることで、より一層のコーポレート・ガバナンスの充実 に努めてまいります。

 

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4【事業等のリスク】

当社の事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項に は、以下のようなものがあります。以下の記載は当社株式への投資に関するリスクを全て網羅するものではありませ んので、ご留意ください。なお、文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したもので あり、不確実性を内包しております。

 

(1)インターネット関連市場について

当社が事業を展開しているデジタルマーケティング市場はスマートフォン市場の成長や動画広告、新しいテクノ ロジーを活用した広告配信の浸透等により拡大傾向にあります。当社は、今後もこの成長傾向は継続するものと見 込んでおり、インターネット広告関連サービスを多角的に展開する計画であります。

しかしながら、今後、国内外の経済情勢や景気動向等の理由によりデジタルマーケティング市場の成長が鈍化、 もしくは市場環境が変化するような場合には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(2)技術革新等について

デジタルマーケティング市場では、技術革新や顧客ニーズの変化のスピードが非常に早く、インターネット広告 事業者はその変化に柔軟に対応する必要があります。当社においても、最新の技術動向や環境変化を常に把握し、 これらの変化に即座に対応できるよう努めております。

しかしながら、当社が技術革新や顧客ニーズの変化に適時に対応できない場合、または、変化への対応のために 既存システム等を改良するための投資や人件費等多くの費用を要する場合、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可 能性があります。

 

(3)他社との競合について

デジタルマーケティング市場においては多くの企業が事業展開をしております。当社は、インターネット広告分 野において当社が蓄積してきた技術力や事業開発能力を活かして、高付加価値のサービスの提供等に取り組み、競 争力の向上を図っております。

しかしながら、当社と同様のサービスを展開する企業等との競合激化や、十分な差別化が図られなかった場合、 当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

(4)広告事業の季節変動について

当社の広告代理サービスの売上は広告主の広告予算により構成されるため、広告主の予算の月ごとの配分の影響 を受けます。特に年度末に多めに予算が配分される広告主との取引は、年度末に売上が集中する傾向があります。 したがって、安定的に月次業績が推移する業種に比し売上及び利益の変動が起こりやすいほか、繁忙時に業務が継 続するよう労働力を確保しておく必要があるため、変動が大きく下振れ幅が顕著な場合には損益に悪影響を与える 可能性があります。

第5期事業年度の四半期会計期間の各業績は、次の通りであります。

 

第5期事業年度

(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日)

第1四半期会計期間 第2四半期会計期間 第3四半期会計期間 第4四半期会計期間 売上高 (千円) 827,863 1,021,832 1,440,451 1,431,719 営業利益又は

営業損失(△)

(千円) △45,960 △3,785 69,044 74,212

(注)1.売上高には消費税等は含まれておりません。

2.上記の四半期会計期間の数値については、株式会社東京証券取引所の「有価証券上場規程」第211条第6項の 規定に基づく四半期レビューは受けておりません。

 

(5)特定の取引先への依存について

当社の主要な取引先であるエン・ジャパン株式会社への売上高が、当社の売上高に占める割合は、第4期事業年 度で37.4%、第5期第3四半期累計期間で48.2%となっております。また、メディアグロースサービスにおいて支 援している「docomo Ad Network」や「SmartNews」からのレベニューシェアが拡大してきております。今後も、当 該企業との良好な関係を続けてまいりますが、当該企業の事情や施策の変更等何らかの理由により当該企業との取 引が大きく減少するような場合は、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社では取引先 の多様化の観点から、新規取引先開拓の専門部署をおき、取引先を広げてまいります。

 

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(6)当社組織の規模について

当社は従業員88名(平成29年4月30日現在)であり、従業員一人当たりの業務領域が広汎に亘ることがありま す。人材育成の観点では好ましい環境である一方、急速に業務量が増加する局面において役職員の負荷が増大し業 務効率に影響を与える可能性があります。

当社は今後、事業拡大に応じた人員増強、内部管理体制の充実を図る方針でありますが、事業の拡大に応じた人 員増強が順調に進まなかった場合や内部管理体制の充実がなされなかった場合には、当社の事業、業績及び財政状 態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(7)特定媒体への集中度の高さに伴うリスクについて

当社は、広告代理サービスにおいて広告主のニーズに応じて米Google社やヤフー株式会社(及びそれぞれの子会 社等を含みます。)が運営する広告媒体に広告出稿することがあります。現状、当社の仕入れに占めるこれら媒体 の構成比は高く、媒体側の広告掲載可否基準その他の基準変更等が行われた場合には、それに伴って広告配信量の 減少により当社の業績に影響が及ぶ可能性があります。

 

(8)新規事業立ち上げに伴うリスクについて

当社は事業規模の拡大と収益源の多様化を図るため、新規事業の立ち上げに取り組んでいく方針であります。し かしながら、新規事業においては、採算性に不透明な点が多く結果的に当初予想した収益が得られない可能性があ ります。また、新たな人材の採用、システムの購入や開発、営業体制の強化など追加的な投資が必要とされ、安定 した収益を生み出すまでにある程度の時間を要する可能性があること等が予想されます。新規事業に取り組んだ結 果、利益率の低下等、短期的には当社の業績に影響を及ぼす可能性がありますが、新規事業への投資は、収益との バランスがとれる範囲にて実施してまいります。

 

(9)外部との協業及び買収・合併(M&A)等に伴うリスクについて

当社は株式会社D2C及びスマートニュース株式会社と業務提携契約を締結しており、これら契約の内容の変更 や解消が業績に影響を与える可能性があります。また、今後締結される新規の業務提携契約やM&A等において想 定していた成果が得られない可能性があります。

 

(10)法的規制について

現時点において、当社の行うインターネット広告サービスに関連して、事業継続に著しく重要な影響を及ぼす法 的規制はないものと認識しております。

しかし、今後、インターネット広告サービスに関連する法令、行政指導、その他の規制等が改廃された場合や新 たな法的規制が設けられる場合、又はこれらの法令等の規制について遵守できなかった場合には、当社の事業及び 業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。

 

(11)配信される広告及び配信先となる媒体の適切性に伴うリスクについて

当社は広告代理店として、広告主より受領した素材及びその他の素材により作成された広告を入稿することがあ ります。かかる業務の実施にあたり、当社としては媒体社の掲載可否基準等に照らし慎重に広告素材を手配するほ か、広告主の意向を踏まえた媒体選定を行っております。しかしながら、広告主若しくは媒体社の方針又はシステ ム変更等の結果媒体の基準または社会一般の通念にそぐわない内容の広告掲載となった場合には、当社のレピュテ ーションリスクにつながる可能性があります。

 

(12)知的財産について

当社の提供するサービスが第三者の特許権、著作権等の知的財産権を侵害している可能性については、可能な範 囲で調査等を行っておりますが、当社の提供するサービスに関する第三者の知的財産権の完全な把握は困難であ り、当社が認識せずに他社の知的財産権を侵害してしまう可能性は否定できません。また、将来当社の提供するサ ービスに関連して、当社が知的財産権を取得するよりも前に国内外の各種事業者等が特許権その他の知的財産権を 取得する可能性があります。

この場合、その内容次第では、当社に対する訴訟やクレーム等が発生し、サービスの提供可否に影響が出る可能 性があるほか、対応のために必要となるコストの発生により当社の事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があ ります。

 

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(13)特定人物への依存について

当社の代表取締役である田中弦は、インターネット広告業界に関する豊富な知識と経験を有すると認識してお り、経営戦略の構築等に際して重要な役割を担っております。当社は、特定の人物に依存しない体制を構築すべく 組織体制の強化を図り、同氏に過度に依存しない経営体制の整備を進めておりますが、何らかの理由により同氏の 当社における業務執行が困難になった場合、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(14)人材の確保・育成について

当社では、持続的な成長を支える、優秀な人材を確保することが重要であると考えております。このため、今後 も優秀な人材の採用及び教育研修実施の機会・内容の充実により、当社の企業理念及び経営方針を理解した、当社 の成長を支える社員の確保・育成を行ってまいりますが、雇用情勢の変化等により、計画通りに人材が確保できな い場合には、事業活動に支障をきたし、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(15)内部管理体制の構築について

当社は今後の事業拡大に対応するため、内部管理体制について一層の充実を図る必要があると認識しておりま す。今後は事業の拡大に応じて人材の確保及び育成を行うこと等により内部管理体制の充実を図っていく方針であ りますが、事業規模に適した内部管理体制の構築に遅れが生じた場合、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性 があります。

 

(16)システムの安定性について

当社が運営するサービスの中には、24時間稼働、年中無休での運用が求められているものがあるため、システム の安定的な稼動が当社の業務遂行上必要不可欠な事項となっております。そのため、当社では継続的な設備投資を 実施するだけではなく、使用しているサーバー設備やネットワークの監視や、定期的なデータのバックアップ等、 システム障害の発生防止に努めております。しかしながら、アクセスの急増、コンピューターウィルス、自然災害 等、当社の想定していない事象の発生によるサービスの停止により収益機会の喪失を招く恐れがあります。このよ うな事態が発生した場合には当社が社会的信用を失うこと等が想定され、当社の業績に影響を及ぼす可能性があり ます。

 

(17)情報セキュリティについて

当社が運営するサービスの利用に当たって会員登録を求めるものがあり、氏名、住所、性別、生年月日、電話番 号等の利用者個人を特定できる情報を取得しているため、「個人情報保護に関する法律」における個人情報取扱事 業者として同法の適用を受けております。

個人情報の管理については、社内でのアクセス権限の設定、アクセスログの保存、外部データセンターでの情報 管理、個人情報管理に関する規程の整備を行っております。さらに、従業者に対し個人情報保護についての教育等 を通じて関連ルールの存在を周知徹底し、意識の向上を図ることで関連ルールの順守に努めております。

しかしながら、外部からの不正アクセス、社内管理体制の瑕疵、その他想定外の事態の発生により個人情報が社 外に流出した場合、損害賠償請求を受ける可能性や当社の社会的信用を失うこと等が想定され、当社の業績及び財 政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(18)災害等の発生について

当社は、地震、火災等の自然災害やテロ事件等が発生した場合に備え、事業活動に必要なサーバーについては定 期的なバックアップ、稼働状況の監視等により当社のサービスの一時停止の事前防止又は回避に努めております。 しかしながら、これら自然災害やテロ事件等により、電力その他のエネルギーの使用が制限された場合には、当社 が提供するサービスが一時停止となる恐れだけでなく、広告主の収益悪化に伴う広告需要減退等により、当社の事 業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(19)配当政策について

当社は、株主に対する利益還元を経営の重要課題の一つとして位置付けておりますが、財務体質の強化に加えて 事業拡大のための内部留保の充実等を図り、収益基盤の多様化や収益力強化のための投資に充当することが株主に 対する最大の利益還元につながると考えております。

このことから創業以来配当は実施しておらず、今後においても当面の間は内部留保の充実を図る方針でありま す。

内部留保資金については、財務体質の強化と人員の拡充・育成をはじめとした収益基盤の多様化や収益力強化の ための投資に活用する方針であります。

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参照

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ⅴ)行使することにより又は当社に取得されることにより、普通株式1株当たりの新株予約権の払

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③ 当社がICBの元利金支払を継続できない状況となり、かつ、東京電力ホールディングス株式会社がホー